top of page

復興への希望の連想が生み出した圧巻のサーフ・エンジェル@東京現代美術館/2024.8.10

2024年8月3日からMOT(東京現代美術館)にて開催されている「日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション」。


その中で「4. 崩壊と再生」をテーマとする巨大アトリウムに展示された作品がこのサーフエンジェルだ。


東日本大震災の被災地である石巻の人々の思いが、小谷元彦氏という想像力豊かな彫刻家のフィルターを通して以下のイメージを一つに結びつけたのだろうと推測。


  • サモトラケのニケ

    • ミロのヴィーナスとともにパリのルーヴル美術館の至宝とされる、ヘレニズム時代のギリシア彫刻の傑作。

    • ニケは、ギリシャ神話の勝利の女神。紀元前180年頃、エーゲ海に浮ぶロードス島の人々がシリアのアンティオコス3世に対する戦勝の感謝の印にサモトラケ島のカペイロイの神域近くに建てたものと考えられている。

    • ニケは、ギリシアではニーケーと発音するが、英語での発音は「ナイキ」。スポーツ用具メーカー「ナイキ」は、創業者の一人が勝利の女神の夢を見たことに由来するという。

  • 映画「タイタニック」の中で、船首でジャックに支えられながらローズが両手を開くあの有名なシーン

  • 大波の中でサーフィンを楽しむ人々

  • 震災後の困難の中でも何とか前に進もうする人々の前向きな心とそれを見守る天使

  • 前向きな心を照らすLEDの光

bottom of page