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楽天証券とSBI証券は両方の口座を開設してこう使い分ける

更新日:2024年11月26日

既に証券会社に口座を開いている方もこれから新規に口座を開設する方も、どの証券会社を選ぶかは悩むところですよね。


新NISA口座は一つの証券会社でしか開設できないですが、それ以外の通常の特別口座などは複数の証券会社に口座を開設することはできますね。


ですので、一つに絞る必要はなく複数の証券会社に口座を開設し、新NISA口座でのコアとしてのインデックス連動投信を中心とする長期投資と、サテライトとしての短期投資という異なる投資戦略に応じて証券口座を分けて頭を切り替えるという使い方も一つの選択肢だと思います。


実際、僕はインデックス連動型投資信託を中心に楽天証券を活用しつつ、少額のレバレッジETF、セクター指数連動ETF,個別株投資のためにSBI証券を活用しています。


この2社は国内口座開設数トップ2社ということもあり、新NISA口座獲得に向けて2023年後半から売買手数料の無料化などでしのぎを削っており、どちらもコストが安く取り扱い商品数も多いです。


様々な観点で細かい違いはありますが、基本どちらでも大きな問題はないと思います。

ただ以下の事項はかなり重要だと思うので、この観点でどちらをメイン口座にするかを決めるのがよいのではと考えています。


楽天証券の優位点


無料で日経テレコンから日経新聞などの記事を読める


Webで日経新聞の一部は無料で読めますが、記事全文をフルで読むためには日経電子版の会員費として月々4,277円(税込)かかります。


これに対して楽天証券口座を無料開設し、スマホ版アプリiSPEEDにログインすると、日経テレコンを通して以下のサービスを受けられるのです。


  • 日本経済新聞(朝刊・夕刊)、日経産業新聞、日経MJなどの閲覧(3日分)

  • 過去1年分の新聞記事検索

  • 日経速報ニュースの閲覧


投資にも役立つ世界の動向を把握する上で、信頼性の高い日経新聞の記事は他のメディア以上に価値があります。これを無料で読めるとういうことは、月々4,277円分お得というわけです。


Webサイトやアプリが使いやすくストレスが少ない


サイトやアプリの使いやすさは様々な情報をスピーディに把握する上で重要です。


特に一つのスマホアプリiSPEEDで日本株も米国株も取引でき、銘柄情報を閲覧できるのはかなりの優位性です。


一方のSBI証券では日本株取引用と海外株式用のアプリが分かれているので、両市場に投資している多くのユーザーにとってはストレスとなります。


SBI証券の優位点


投資信託の保有金額に応じてポイントが貯まる


以下のような純資産額が高く信託報酬が安い投資信託は、月間平均保有金額に対し一律0.05%のポイントが付与されます。(その他の投資信託のポイント付与率はこちらを参照)


  • 三菱UFJ-eMAXIS Slim

  • ニッセイインデックスファンド

  • 大和-iFreeインデックス

  • ブラックロック-iシェアーズインデックスファンド

  • 楽天インデックス・ファンド

100万円投資していたら、500円のポイントが付与されることになりますね。


SBI プレミアムセレクト」銘柄として、2024年1月現在、以下の15の投資信託のポイント付与率が0.15%となっていますが、投資信託としてはアクティブファンドなので売買手数料や信託報酬が高いので要注意です。


  • 日本好配当リバランスオープン

  • ☆明治安田セレクト日本株式ファンド(愛称:初くん)

  • 情報エレクトロニクスファンド

  • ☆日本ニューテクノロジー・オープン(愛称:地球視点)

  • 米国インフラ関連株式ファンド<為替ヘッジなし>(愛称:グレート・アメリカ

  • アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)

  • 野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)

  • ☆インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(年1回決算型)(愛称:世界のベスト)

  • ☆モルガン・スタンレー グローバル・プレミアム株式オープン(為替ヘッジなし

  • キャピタル世界株式ファンド

  • イーストスプリング・インド消費関連ファンド

  • ☆ピクテ新興国インカム株式ファンド(1年決算型)

  • フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド(資産成長型)D (為替ヘッジなし)

  • フィデリティ・Jリート・アクティブ・ファンド(資産成長型)

  • ダイワ・US-REIT・オープン(年1回決算型)為替ヘッジなし


投資の原資として使えるポイントが3種類と多い


以下のように投資対象に応じて1ポイント=1円として、各種ポイントを投資に使うことができます。もちろん新NISA枠でも使えます。


  • 投信積立買付:Tポイント、Pontaポイント

  • 投資信託のスポット買付:Tポイント、Pontaポイント、Vポイント

  • 国内株式:Tポイント、Pontaポイント





両サービスとも凄い共通点


単位株未満を含む国内株式取引手数料が無料


開設口座数トップ2社ということで、2023年末から国内株式(現物・信用・単位未満株)取引手数料が無料化されました。


ネット証券の中でも松井証券やマネックス証券では完全に無料化していない中で、国内個別株に投資する場合、この2社以外を使う理由があまり見当たらないです。


クレジットカードでの投信積立投資でポイントが貯まる


両社とも年会費無料のクレジットカード(SBI証券は三井住友カード(NL)、楽天証券は楽天カード)で投資信託を積立投資すると、購入額の0.5%のポイント(SBI証券はVポイント、楽天証券は楽天ポイントが貯まります。)


毎月クレジットカードで積立られる金額の上限は両サービスとも5万円となっています。


更に上位のクレジットカードにアップグレードすると、SBI証券は最大5%、楽天証券は最大1%のポイントが貯まります。


ポイントでも投資できる


両サービスとも、1ポイント=1円として各種投資に活用することができます。普段の買い物と合わせて効果的なポイ活を楽しめますね。

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