4Qに利益率改善が見込まれる割安成長株〜SHIFT(3697)
- suddengleam
- 2024年5月19日
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更新日:2024年6月2日
事業概要と強み
16兆円と言われる国内IT市場の中で、その3割(5.5兆円)を占めるソフトウェアテスト市場。以前は開発エンジニアが開発業務の延長で属人的に行われてきたテスト業務を徹底的に要素分解して仕組み化し、これを企業に提案・受託する事業とし、急成長してきた企業です。
その後もソフトウェアテスト事業にとどまらずDX化コンサル、ECコンサル、セキュリティ支援、開発インフラ支援などの領域に事業を拡大してきています。
これらを実現できている背景に、代表を中心とする経営陣の革新的発想力、リーダーシップ、意思決定の速さ、社内で挑戦を推奨する風土、アジャイルな組織体制、M&Aによるノウハウ取得とサービス拡充などがあげられます。
買う理由
直近10年連続増収(CAGR52.3%)、営業利益も2018年から5年連続増益(CAGR57.3%)
ソフトウェアテスト事業でNo.1(競合のデジタルハーツHDの13倍の時価総額)
エンジニアを人的資本と捉え、その生み出す価値LTV=エンジニア人数✕在籍期間✕価値創出力(売上総利益率)最大化を支援
理論株価に対して割安
2024/4/11発表のFY24Q2決算で通期見通しが市場コンセンサスを下回ったものの、FY24Q1決算から大きく下降し半値以下となった株価のトレンドが展開し、MACDがゴールデンクロス、RSIも50%超え、出来高急増
ROE:22.9%と資本効率性が高く、自己資本比率:58.5%と財務も健全

留意点
日本全体で優秀なエンジニア獲得が大きな課題となっており、採用が追いつかない場合、円滑なサービス提供や積極的な受注活動が阻害される可能性があります。
また積極的に実施しているM&Aによる事業展開やマイノリティ出資による業務提携が軌道に乗らない場合、経営成績の低迷と財政悪化から株価にマイナスの影響が発生する可能性があります。