新NISA枠で買える、日本と米国の金ETFを徹底比較
- suddengleam
- 2024年12月1日
- 読了時間: 4分
更新日:2月23日
新NISA制度の導入により、投資を始める人の増加とともに、米国株式の割高感を受けてインデックス投信以外の多様な金融商品への注目も高まってきています。
特に金ETFは、インフレヘッジや資産の分散投資としてだけでなく、地政学リスクの高まりやドルへの信頼性低下などによる各国中央銀行からの旺盛な需要から、2024年も大きく価格が上昇しています。
そこで本記事では、新NISA枠にて購入可能な日本と米国の金ETFを、信託報酬(運用コスト)、2024年1月からのパフォーマンス(円ベース)、最低購入価格などの観点から比較します。
金ETFは2024年12月現在、新NISAでは成長投資枠のみで購入することができます。金の投資信託ならばつみたて投資枠で購入できる商品もありますが、ここでは下落時に指値で購入できるETFのみを対象とします。
結論として、長期でのパフォーマンス重視なら信託報酬が圧倒的に安いSPDR ゴールド・ミニシェアーズ・トラスト(GLDM)、東証にて円ベースで少額から投資していきたい場合は純金上場信託(1540)がおすすめです。
ちなみに僕はこの両方を合わせてポートフォリオの15%ほど、金に投資しています。
1. 日本の金ETF
純金上場信託(現物国内保管型) (1540)
運用会社: 三菱UFJ信託銀行
純資産額: 5,280億円(2024年10月31日時点)
信託報酬: 0.44%
2024年1月からのパフォーマンス: +35%
最低購入価格: 約12,085円(2024年11月28日現在)
設定日: 2010/7/2
SPDRゴールド・シェア (1326)
運用会社: ワールド・ゴールド・トラスト・サービシズ・エルエルシー
純資産額: 120,404億円(2024年10月31日時点)
信託報酬: 0.4%
2024年1月からのパフォーマンス: +35.45%
最低購入価格: 約36,910円(2024年11月28日現在)
設定日: 2004/11/18
NEXT FUNDS 金価格連動型上場投信 (1328)
運用会社: 野村アセットマネジメント
純資産額: 166億円(2024年10月31日時点)
信託報酬: 0.55%
2024年1月からのパフォーマンス: +34.48%
最低購入価格: 約9,712円(2024年11月28日現在)
設定日: 2007/8/2
WisdomTree 金上場投資信託(1672)
運用会社: ウィズダムツリー・マネジメント・ジャージー・リミテッド
純資産額: 7.7億円(2024年9月30日時点)
信託報酬: 0.39%
2024年1月からのパフォーマンス: +35.74%
最低購入価格: 約37,300円(2024年11月28日現在)
設定日: 2007/4/24
年初からのパフォーマンスだけを見ると、信託報酬が0.39%と最も低い1672が+35.74%となっていますが、純資産額が少なくいざという時に売買が成立しないリスクがあります。
SPDRゴールド・シェア (1326)は純資産額が大きく流動性も高いですが、最低購入価格が3万円を超えています。
これらも考慮すると、東証では純金上場信託(現物国内保管型) (1540)がバランスが取れていると思います。
この4つの金ETFとTOPIXの年初来パフォーマンスを比較すると下記チャートにようになります。

2. 米国の金ETF
※各値は2024年11月29日時点
SPDR Gold Shares (GLD)
運用会社: ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ(SSGA)
純資産額: $74.9B
信託報酬: 0.40%
2024年1月からのパフォーマンス: +37.16%(円ベース)
最低購入価格: $245.59
設定日:2004/11/18
iShares Gold Trust (IAU)
運用会社: ブラックロック
純資産額: $33.5B
信託報酬: 0.25%
2024年1月からのパフォーマンス: 37.40%(円ベース)
最低購入価格: $50.06
設定日:2005/1/21
SPDR ゴールド・ミニシェアーズ・トラスト(GLDM)
運用会社: ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ (SSGA)
純資産額: $9.1B
信託報酬: 0.10%
2024年1月からのパフォーマンス: +37.52%(円ベース)
最低購入価格: $52.53
設定日:2018/6/25
米国金ETFでは、信託報酬が0.1%と圧倒的に安く、52ドルから購入できるGLDMがおすすめです。
これら3つの米金ETFと1540そして両国株価指数の年初来パフォーマンスを円ベースで比較すると、下図のようになります。GLDMは2024年に関して年初から11月末までS&P500のパフォーマンスを上回っていることがわかります。

2025年のトランプ政権下でも、インフレ再燃見通し、地政学リスク、FRBによる金利引下げ、各国中央銀行による購入などに支えられ、金価格は上昇するものと見られています。
僕は新NISAなどでのインデックス長期投資は楽天証券、個別株やETFでの短期指値売買はSBI証券と、投資戦略の違いに応じて口座も分けて運用しています。
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